FRAME EXHIBITION展覧会トーク終了
河原町VOXビルの44年を振り返る、写真展&トーク・セッションVOX in FRAME
京都三条の中心に位置する河原町VOXビルは、これまでになかったスタイリッシュな商業ビルとして1981年にオープンし、当時話題となりました。地下にはSuper Pub「DENEN」、1〜2Fには京都初の「無印良品」、アート系書店「MEDIA SHOP」、ハイセンスなバーに加え、5Fの階段状のディスコテック(クラブ)は、その後ライブハウス「BIG BANG」から「VOX hall」へと移り変わる中、多くの有名アーティストがそのステージに立ちました。コロナ禍を経由した現在、「MEDIA SHOP」と2つのギャラリー、イタリアンレストラン「カプリチョーザ」が営業を続けています。
2024年1月、VOXビル3階にオルタナティブ・メディアスペース「FRAME in VOX」がオープン。さまざまな空間の実験的試みを続ける中、44年目を迎えるVOXビルを振り返る写真展『VOX in FRAME』展を企画しました。一般から募った当時の写真、その他現存してる記録写真や資料を公開いたします。
80年代当時まだ珍しかった芸術や音楽、飲食が混在したハイブリッドなVOXビルを振り返ることで、京都の文化芸術拠点の未来を考える契機となればと思います。
◎トークセッション
12月21日(土)14:00-17:00|入場料:1,000円
第1部:14:00〜「80年代バブル期のVOXビル」
登壇者:関根清人(聞き手:林ケイタ)
第2部:15:30〜「アート系書店と90年代以降」
登壇者:齋藤孝司、松尾恵
・登壇者プロフィール
◎関根清人(河原町VOX総務部統括マネージャー)
“健全な若者を育み、その生活文化の向上のために尽くす”という理念のもと、80年代より河原町VOXビルを多角的な事業の一環として運営してきた統括責任者、人呼んで「Mr. VOX」。河原町VOXビルの設立当初から現在に至るまで、全ての歴史に立ち会い、1980年代~90年代に若者を主役とした多くのイベントプロデュースを行う。
◎齋藤孝司(メディアショップ店長)
1990年から心斎橋アセンス、1993年よりメディアショップにて勤務。2代目の店長として、メディアショップのコンセプトである、現代アート、建築、写真、デザインなどのジャンルを横断した品揃による情報の販売と、近年では新たにできた2つのギャラリーの運営、独自のイヴェントや展覧会の企画も行う。
◎松尾恵(MATSUO MEGUMI + VOICE GALLERY pfs/w)
1986年よりヴォイスギャラリーを運営。絵画、写真、映像、工芸など現代の表現全般を対象に、若手アーティスト~中堅との協働として、展覧会やアートイベントのマネジメントをしている。それらは80年代以降の京都における美術と街の変化とも関連する。文化行政との関わりや、芸術系大学での非常勤講師も続けている。
◎林ケイタ(FRAME in VOX代表)
1990年代より視覚と空間の関係をテーマに、アートとデザイン、商用と非商用を全く区別しない幅広い映像制作を続ける。日中韓の映像展「新視角」(2007‒2017)、株式会社デンキトンボ(2012‒)、映像専門Lumen gallery(2015‒2022)、2024年1月からはVOXビル3FにてFRAME in VOXを運営し、新時代の新空間を実験中。
- 日程
- 2024年12月19日(木)〜12月21日(土)
- 時間
- 13:00-19:00
- 料金
・展覧会:無料
・トークセッション:1,000円