長い沈黙を破って復活した至高の映像作品。待望の連続上映！

 

70年代～90年代にかけて精力的に映画を制作し、日本の実験映画・個人映画を代表する作家として、国内外で高い評価を受けた居田伊佐雄。映画というメディアの構造を探求し、複雑で高度な技法を駆使して生み出された作品は、簡潔でありながら、観るものに深い映画的体験をもたらす。視覚芸術としての映画の原初的歓びと、水墨画や俳句にも通じる日本的な美意識が生み出す唯一無二の映像世界が、作家の監修によるデジタル修復版で復活。孤高の映像作家の全貌を発見せよ！

 

■居田伊佐雄

1953年新潟県生まれ。1972年より個人映画制作を始める。同年、デビュー作『Far from the explosive form of fruit』を発表。以降、1991年の『大きな石小さな夜』まで、8㎜、16㎜による35作品の個人映画を制作。国内外の映画祭、特集上映、美術館などで広く上映される。長い間、映画の世界と距離を置き、作品を観る事も困難かと思われていたが、2023年に34作品をデジタル修復。『UNDERGROUND CINEMA FESTIVAL 3』で16作品が特集上映された。

 

■上映プログラム

《全作品デジタル版上映。表記はオリジナル・フォーマット》

＊全作1回上映のみ

 

◎プログラムA《1972年～1973年》（71分）

『Far from the explosive form of fruit』 1972／8mm／sound／8分
『ASCENSION』 1972／8mm／silent／4分
『マリリン・マグダリーン』 1972／8mm／sound／9分
『1・18』 1973／8mm／sound／19分
『NEBULA』 1973／8mm／silent／8分
『THE CRAMPED AREA』 1973／8mm／sound／23分

 

 

◎プログラムB《1974年》（81分）

『窓から』 1974／8mm／silent／10分
『猫の檻』 1974／16mm／silent／3分
『オランダ人の写真（8ミリ版）』 1974／8mm／silent／6分
『わがのちは眠りよ来れ』 1974／8mm／silent／26分
『微風』 1974／8mm／silent／16分
『杖』 1974／8mm／silent／20分

 

 

◎プログラムC《1975年～1976年》（74分）

『気流』 1975／16mm／silent／14分
『踏切』 1975／8mm／silent／20分
『オランダ人の写真』 1976／16mm／silent／7分
『感情船』 1976／16mm／silent／33分

 

 

◎プログラムD《1977年～1978年》（59分）

『プレパラート』 1977／16mm／silent／12分
『鉱物学者』 1977／8mm／silent／11分
『プロローグ・エピローグ』 1977／8mm／silent／5分
『子午線通過』 1977／16mm／sound／5分
『ハンマー』 1977／16mm／sound／5分
『北半球』 1978／8mm／sound／9分
『フィンガー』 1978／16mm／silent／3分
『赤信号』 1978／16mm／sound／9分

 

 

◎プログラムE《1979年～1983年》（72分）

『満月』 1979／16mm／silent／13分
『コンパス』 1980／16mm／silent／13分
『満潮』 1981／16mm／sound／7分
『エコー』 1982／16mm／sound／9分
『回路計』 1983／8mm／sound／16分
『影踏み』 1983／16mm／sound／14分

 

 

◎プログラムF《1986年～1991年》（65分）

『地球の石』 1986／8mm／sound／37分
『星の巣』 1987／16mm／silent／15分
『大きな石小さな夜』 1991／8㎜／silent／13分

 

 

■タイムテーブル（各回入替制）

Vol.1：2024年10月13日（日）

開場：14:00-｜Aプロ：14:30〜15:41｜Bプロ：16:05〜17:26
Vol.2：2024年11月3日（日）

開場：14:00-｜Cプロ：14:30〜15:44｜Dプロ：16:05〜17:04
Vol.3：2024年12月15日（日）

開場：14:00-｜Eプロ：14:30〜15:42｜Fプロ：16:05〜17:10

 

◎主催：有限会社エス・アイ・ジー

◎共催：Brand New Day

 

【ご予約・最新情報はホームページで】
https://kota-retrospective.mystrikingly.com/